『菊池事件』再審請求 弁護団が新証拠提出【熊本】(

『菊池事件』再審請求 弁護団が新証拠提出【熊本】 (23/07/19 18:30)

ハンセン病元患者の男性が隔離先の特別法廷で裁かれ、死刑となったいわゆる『菊池事件』の再審請求をめぐり新たな展開です。\r
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弁護団は１９日、有罪の根拠の一つとされた親族の供述が「信用できない」とする鑑定書を新たな証拠として熊本地裁に提出しました。\r
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『菊池事件』は、殺人などの罪に問われたハンセン病元患者の男性が公開の法廷ではなく、菊池恵楓園や収容先の旧菊池医療刑務支所に設置された「特別法廷」で裁かれ、死刑となったものです。\r
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男性の遺族は２０２１年４月、熊本地裁に裁判のやり直しいわゆる『再審』を請求しました。\r
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弁護団によりますと、この事件では、男性から「『被害者を殺した』と打ち明けられた」とする親族２人の供述が有罪の根拠の一つとされています。\r
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弁護団は１９日、この親族の供述が「信用できない」とする専門家の鑑定書を熊本地裁に提出しました。\r
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鑑定書では犯行を打ち明けられた親族が当初、「ドス」と証言した男性の所持品が「刃物だったように思う」「はっきりしない」と変遷していると説明。\r
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「犯行の告白という衝撃的な場面は記憶として残るのが自然で、凶器についての供述が変遷しているのは明らかに不可解」と指摘しています。



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